ファンキー末吉とその仲間達のひとり言

----第130号----

2007/12/03 (月) 7:47

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3度目の訪朝を終えて

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北朝鮮から帰って来たら
おりしも夕方のニュースで前回の映像が流されていたと聞いた。

さすが夕方の番組は反響が大きいのか、
いろんなメールが即座に飛び込んで来てたが、
「コメンテーターのおっさんには面白いぐらい伝わってなかったねぇ」
と言うのが多く、
誰がどんなコメントをしたのかが非常にムルンピョ(疑問符)である。

アメリカでのミックスダウンの映像も流れたと言うが、
確かそこでのインタビューで、
「第一章は完結した!そして第二章は既にもう始まっている」
とコメントした記憶があるが、
その通り、人知れず第二章はすでに始まっており、
実はここに既に大きく実を結んで帰って来ているのである。

本来なら出発前にも、
そして今頃は得意顔でそれをUPしてそうなものだが、
今回の訪朝は敢えてそれをしなかったのにはわけがある。

結果的に言うと、前回の放映は
想像以上に世の中に大きなインパクトを与えたのである。

その証拠に敏感な業界人はしきりにコンタクトを取って来るし、
現実、今回訪朝する時にも北京空港で、
要人が降り立つのを出待ちする全然顔見知りでもない報道陣から、
「ファンキーさん、今回は北朝鮮ですか?」
と声をかけられた。

お笑いである。
こんなアホなドラマーの一挙一投足が今や世界中で注目されているのである。

世界中と言ったのは、
このプロジェクトに巻き込んだアメリカ人エンジニア、Wyn Davisが、
「一応アメリカも馬鹿じゃないから
CIAは一応チェックぐらいはしていると思っててよい」
と言ってたと言うこともあるが、
何より北朝鮮当局こそがこのことにピリピリしているのである。

ゆえに今回のビザはなかなか下りなかった。
前回のように自由に彼女たちと交流出来ない恐れもあった。
彼女たちの心にも大きな壁が出来ている可能性もあった。
実際現地では、前回の放送のことは関係者全員が知っていた。

でも学校に着いてみると、
彼女たちは何も変わらぬ笑顔で俺を迎えてくれた。
何の曇りもなかった。

彼女たちの笑顔こそが「ロック」なのである。

卒業したアネゴやカレンちゃんを足して2で割ったような美女や、
「お前、絶対関西人やろ!」と言うキャラもいたし、
当日入部したばかりの戸惑いの隠せない超美少女もいたが、
それらの写真は今回はUPしない。
彼女たちとどんな音楽を作り上げたかもレポートしない。

ただ、奇跡はまだ続いているのである。
例え国と国との関係がどのようになろうが、
それは永遠に続くのだと俺は信じている。

今回、最後に彼女たちにこう言う言葉を残した。

「あなた達が大人になったらわかる時が来る。
私とあなた達がやったことと言うのは、
実は世界中の誰にも出来ないことだったんだって」

でもいつの日かそんなことが「誰にでも出来ること」となる時代が来る。
どんな時代だっていつかは変わるのである。

そしてそれはそんなに遠い日のことではない!
と今回の旅で実感した。

ファンキー末吉


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