ファンキー末吉とその仲間達のひとり言
----第21号----
2000/07/19 03:50
俺は大韓航空のファンである。
二井原のようにスチュワーデスの姉ちゃんが綺麗だからと言う理由ではない。
まずは機内食である。
今回はL.A.への2度の往復でどちらも大韓航空を利用させて頂いたが、
機内食に出てくるピビンバは絶品である。
「そうかぁ、末吉は明日先に日本に帰るんかぁ・・・
ほなちょっとコリアンタウンにでも行って末吉の好きな韓国料理でも食うか」
と数時間前までカルビをぱくついていたのもつかの間、
今、またこうして機上の人となってもピビンバをぱくついている。
食事が配られた後、いたるところから
かちゃかちゃかちゃ・・・
と音が聞こえるのが楽しい。
器に盛られた野菜類にコチュジャンと言うからし味噌とごま油をかけ、
パック入りのあったかい飯をぶっかけ、
スプーンでかちゃかちゃとかき混ぜるのである。
これがもう、主食としても酒のつまみとしてもばっちし!
聞くところによると、ピビンバと言うのは何も特別な料理ではないと言う。
余り物の野菜をメシにぶっかけ、コチュジャンで食べる、
まあ日本で言うとお茶漬けか雑炊にあたるものではなかろうか。
しかし、全日空が機内食にお茶漬けを出すか?
JALが機内食に雑炊を出すか?
考えてみれば日本と言うのは食文化が薄い国なのではあるまいか。
そして俺は今、TDにいそしむ二井原と橘高を残してL.A.を後にし、
日本に帰国したと思ったらつかの間、
翌々日にはJALに乗ってタイに向かっている。
しかし、何だぁ?
L.A.の時に使った大韓航空と違って、
このJALの機内食と言うのはまことに味気ない。
ビーフシチューですかぁ・・・
洋食やんけ!
悔しかったらJALやANAは
機内に寿司職人や天麩羅職人を連れてきて、
これが日本の食文化やっつうのを世界に見せつけて欲しいもんじゃ・・・
いろんなとこにいろんな飛行機で行ったりするが、
一番びっくりしたのがイラン航空。
北京まで安かったんでこれで行ったのだが、なんと座席が自由席。
どこにでも空いてるとこに座ってくれと言う。
乗合バスかい!
しかしこの食事が、ほのかにカレーっぽくてイスラムっぽくてよかった。
いいねえ、○○らしいって・・・
音楽もそうありたいもんですなあ・・・
さて飛行機ももう手馴れたもんである。
L.A.を2往復し、げっそりしている隣の和佐田に
「末吉っさんはええなあ、しんどいとか、不安なとかをパワーに転化出来るからなあ・・・」
乱気流に揺れる飛行機の中、不安なのは和佐田だけではなかったらしいが、
俺はいつものように「9時間飲み放題の旅!」とべろんべろん。
ウェイトレス、違った、スチュワーデスさんが韓国人なので、まるで韓国居酒屋のノリであった。
しかしまあ気圧が低いので酔うのよ、これが・・・
帰りは偏西風の影響で11時間飲み放題の旅となるが、
それを2往復しながら、また今回6時間飲み放題の旅となっている。
このまま来月は韓国、
帰国してそのまま成田でトランジットしてニューヨーク、
帰国してすぐ香港行って、そのまま上海である。
香港-上海のチケットより、一度成田に帰って往復した方が安いと言うからハードである。
何が?いや、肝臓が・・・
そうそう、その後すぐ北京である。
佐山雅弘さん(Ponta Box)と言う偉大なピアニストに呼ばれ、
彼のバンドの一員として北京でJazzライブ。
いやー久しぶりにモロJazzで嬉しいですわ。
大韓航空のマイレージは、L.A.往復ですでにぱんぱんに溜まっとるし、
前回の訪泰はANA、今回はJAL、
もうどこにでもタダで行けるでぇ。
・・・っつうことは、
酒飲みたくなったら、どっか海外に行けばタダで数時間飲み放題っつうことか・・・
そのまま往復して帰って来たりして・・・
ファンキー末吉@機上の人