ファンキー末吉とその仲間達のひとり言
----第62号----
2002/05/14 (火) 1:10
X.Y.Z.のツアーは続く・・・
8日に北京から戻り、9日からツアーに廻った。
初日はFM東京の公開生ライブ、大江千里の「LIVE DEPOT」。
インターネットで生中継してたと言う話だが、
16日までの間下記のアドレスにアクセスすればオンデマンドで見れると言うことで、
今それを見ながらこれを書いている。
http://www.bb.tfm.co.jp/tfm/senri/menu.html
いやー凄いですねえ・・・こいつら。
40過ぎてこれはキチガイ沙汰やなあ。
会場にはもちろんX.Y.Z.のファンでもない、大江千里さんのファンか番組のファンか、
とにかく「普通」の方々も来てるわけですわ。
それが1曲目の「生きるとは何だ?!」が始まると同時に周りが全部唐獅子状態なんで
びっくりして1秒きょとん・・・1秒後にぷっと笑い出してその後大笑い・・・
おもろいなあ・・・このリアクション・・・
しかしこの年で辛い!・・・速いツーバス・・・
「生きるとは何だ?!」は特に辛い!
しかし画面で見るにワシ、そんなに死にそうな表情じゃないんよなあ・・・
ほんま死ぬ思いで叩いとんのになあ・・・
もともとの顔が死にそうな顔やっつう話やが・・・
その公開生ライブの後、移動して岡崎、大阪、中津川と続くのだが、
今回のツアー、この「生きるとは何だ?!」は特に辛かった。
1曲目に来た日にゃあほんまに辛かった。
いきなり全力疾走するみたいなもんやからなあ・・・
不思議とその後に「Labyrinth」とか来ても楽勝なんやけどなあ・・・
昔「Labyrinth」を発売して直後のツアーで、
ある日突然この曲が叩けなくなったことがあった。
「顔が面白い」と言うので二井原が前MCとか曲中で
やたらドラムをフィーチャリングして煽るのもプレッシャーとなって、
いきなりこのツーバスが踏めなくなった。
「叩けない」と思うと不思議なもんで、それより遅い曲のツーバスも踏めなくなる。
1ステージぐしゃぐしゃだった記憶がある。
その後はこの曲との戦いである。
テンポを落とせば負け!叩けなければおしまい!
ワシらの仕事って実はスポーツとおんなしやん!
その後この曲は楽勝になり、
もっと速い、しんどい曲が目の前に現れる。
そしていつかはその曲が楽勝になり・・・
しかし年齢と共に体力はどんどん落ちとるやないかい!
いやー、体力は確かに落ちとるわなあ・・・
東京、岡崎、大阪と続いて、
その大阪終了後にラジオの収録を2本入れたのが間違いやった・・・
大阪でのライブで「無礼講」を初めてアンコールでやったら、
「誰を呼ぶんやー」に対して何百人もの客がレコード通り「おっとこっまえー!」
バンドもアホならファンもアホですわぁ。
そのライブ音源をどうしても次の放送でオン・エアーしたいんで、
その日のうちにFM-COCOLOまで行って本編収録。
ライブならではの音源もかけたいなあ・・・何にしようかなあ・・・
「Hey DJ」にしよか・・・
「末吉さん、この曲15分もありますよ・・・」
客との掛け合いで下ネタ連発!5分の曲に10分の下ネタかい!
アホやなあ・・・
16日夜中の24時から2時間、
FM-COCOLO76.5MHzで流れますんで関西の方は聞いて笑って下さいな。
さてヘロヘロになって大阪から中津川まで移動し、最終ライブを何とか終えた。
追っかけが凄いのよ、また・・・
全国一緒に車に乗って追っかけるのよ、これが・・・
グレイトフル・デッドのように
バンドとファンがそのままアメリカ大陸を移動しているようなもんである。
日本はまだまだ狭いからええわぁ・・・
ワシなんかライブ終了後には東京に戻りゆくメンバーを後に、
追っかけの車に便乗させてもらってそのままひとり大阪に戻った。
せや!いっそのことメンバーも追っかけの車にみんな便乗させてもろたらどやろ・・・
いやいやそれやったらいっそのこと、追っかけと一緒に「移動」やのうて「固定」して
ずーっと同じとこでライブやっててもええんとちゃうん!
てなこと考えながら、酒を飲んだら疲れた身体もなんのその。
ライブはええわぁ、ツアーはええわぁ、と想いは再びステージへ・・・
「ワシら畳の上で死ねん職業やからなあ・・・
今度から畳背負うてドラム叩こう・・・」
これ、実はブラザートムさんからもらったネタでした・・・
ファンキー末吉